Viola Dream II

第23回 彦根シティマラソン

 東京マラソンは今年も落選。仕方がないので、他の大会に参加しようと
WEBで探していて、彦根シティマラソンを見つけました。会場は野洲から1時
間弱で行ける近さです。参加賞は、”ゆるキャラ”として有名な、ひこにゃん
のTシャツ。大会名に"マラソン"と付いているのに、コースは最長で10km。
普段の練習よりも短い距離です。散々迷ったのですが、初めて走る道でも
一定のペースで走れるか、確認することを目的に参加することにしました。

 2009年11月8日(日)、大会当日。久しぶりの本番ですが、距離が短いこと
もあって、まるで緊張感がありません。上空を飛ぶ取材用のヘリコプターを
ぼんやり眺めていると、スタートの合図。私は先頭から20メートルほど後方
にいたので、号砲が鳴って10秒ほど経ってからスタートラインを超えて走り
始めました。スタート直後はかなりの混雑でしたが、500メートルほど進むと
自分のペースで走れるようになりました。今回の目標は、『1kmを正確に4分
半で走り続けること』、です。最初の数kmは距離表示が少なかったので正
確にはわかりませんでしたが、4kmを18分、7kmを31分半で通過。周囲のラ
ンナーの速度に関係なく、1kmを4分半のペースで走ることができているよう
でした。ところが・・・。

 ペースを維持できたのは7kmまで。だんだん体が騒ぎ始めたのです。「思
いっきり走らせろ!」と。今回は練習なのだから、と、何度も自分に言い聞か
せましたが、体中のイライラ感は増すばかり。前を走るランナーを追い越し
たくて、うずうずします。何とかペースを維持しようとしたのですが、7kmを過
ぎてからジリジリとペースが上がっていきます。8kmを過ぎたところで、とうと
う諦めました。「練習、終わりっ!」 弾かれたようにスピードアップ。あと
2km、大丈夫かなと心の中では少し不安もありましたが、体の方はお構いな
し。足の筋肉が疲労で硬くなっていくのがわかるのですが、ペースは落ちま
せん。ゴール直前の数百メートルは陸上競技場の中を、ほとんど全力疾
走。グロスタイム(スタートの合図からゴールまでの時間)43分2秒でゴー
ル。スタート時のロスタイムを差し引いたネットタイム(スタートラインを超え
てからゴールまでの時間)は、43分を少し切ったくらいでしょうか。

 結局、最後の1kmは、3分半ほどのペースで走ったようです。1500メートル
走に換算すると、約5分半。 おおっ、中学1年生の時のタイムとほぼ同じ
だ! もう少しちゃんとトレーニングすれば、高校生のときの自分に並べる
かも?何てこと言ってる場合ではありません。トレーニングの成果で身体能
力は確実に向上しているものの、心の鍛錬が不十分であることを露呈した
レースでした・・・。(-o-;)


 これが参加賞の、『ひこにゃんTシャツ』です。速乾性でしっかりした生地
(ポリエステル100%、中国製)です。デザインもひこにゃんにしてはかわい
過ぎず、これならまあ、男性でも着れるかも・・・?

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